今回はグレーについてそのイメージや使い方などを書いていこうと思います。
グレーのイメージ
あなたの身近にあるもの、あるいは「グレーのものって何だろうか?」と考えた時にパッと思いつくものは何でしょうか?おそらく石や、道路のアスファルト、曇り空、煙、生き物ならゾウやサイ、ネズミなどを思い浮かべるかもしれません。
それらを構成するグレーは不安、暗い、悩み、陰気、汚れた、不正、悲しい、曖昧、迷いといったイメージを与える色です。
例えばこの写真。映っている女性はとてもきれいですが、風景がグレーなので何となく不安感や暗いイメージを持ちますね。
グレーをどのように使うべきか?
センスの良さをアピールしたい時に使おう
ややネガティブなイメージを与えがちなグレーですが、使い方によってはセンスの良さをアピールできるかもしれません。
たとえば、ライトグレーなどの明度が高いグレーは上品、静か、都会的、スタイリッシュといった印象を与えます。一方チャコールグレーなど明度の低いグレーは重厚でフォーマルな印象。シックで大人っぽいイメージです。
引用元:『人生が豊かになる色彩心理』宮田久美子著 (ナツメ社)p.130
↑の説明に出てくる「明度」というのは色の重量感を左右するものです。明度が高いと同じ色でも軽い印象になり、明度が低いと重い印象になると言われています。
ただ文章で説明しても分かりにくいので、実際に画像で比べてみるといいかもしれません。(なかなかいい画像が見つからなかったのでわかりにくかったら申し訳ないです(^^;)
例えばこのスニーカーのグレーはどちらかというと明るめのグレーです。明度が高くグレーであっても軽い印象を与えてくれます。
一方こちらのスーツは明度が先ほどのスニーカーよりも低くなっています。つまりちょっと暗めなので身に付けることで少し大人っぽい印象になります。フォーマルな場にはこちらの方が適しているかもしれません。
※本当はスニーカー同士とかスーツ同士で比べた方が絶対にわかりやすいのですが、今回は適当な画像が見つからずこの2つでの比較となりました。
グレーには不安とか陰気とか暗いといったネガティブなイメージのものが多いのですが、このようにファッションとしてうまく取り入れるとポジティブなイメージに変わるのは不思議なものですね(^^
個人的にはグレーは結構好きで、ファッションの中に結構取り入れて使っています。全然都会っ子じゃないので、今後もグレーをうまく取り入れて都会っ子に成りすましたいと思います(笑)
まとめ
- グレーは不安、暗い、悩み、陰気、汚れた、不正、悲しい、曖昧、迷いといったイメージを与える
- グレーをうまく使うことでセンスの良さをアピールできる
参考書籍
『史上最強カラー図解 色彩心理の全てがわかる本』山脇恵子著 (ナツメ社)
『人生が豊かになる色彩心理』宮田久美子著 (ナツメ社)
『色づかいで人を見抜くカラー読心術』河野万里子著(こう書房)