読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

色彩心理で人生に彩りを

色を使って人生を豊かにしたり楽しむための知識,雑学をお伝えしています。

色によるお店のアピール方法の違いについて。あの色にする理由とは?

色とビジネス 色の効果

色に関連した雑学、今回は「お店の色」についてです。

 

あなたは家から一歩外に出るとたくさんのお店を目にするかと思います。どのお店も外観や看板の色はバラバラなはずです。(多少似てるのもあるけど)

 

f:id:reon5653desu:20170112144501j:plain

 

この画像を見ていただくだけでも赤、青、黄色、緑などが入り乱れていrことがわかります。当然ですが、企業だったりお店ごとに狙いがあってこういう色にしているわけですね。

 

そこで今回は色々なお店の外観や看板の色を取り上げて「どういう意図でその色にしているのか?」をお伝えしようと思います。

 

ちょっとしたマメ知識のようなものですが、「何であの企業の看板はこんな色なのだろうか?」と気になる人や、「なぜかこの色に引き寄せられちゃうんだよなー」と疑問に思っている人はもしかしたらそのからくりがちょこっとわかるかもしれません。今回は多く使われているものを中心に取り上げてみるので、良かったらご覧になってみてください♪

 

 

赤を使うお店の狙い

以前このブログでも書きましたが、赤は熱い怒り、情熱、興奮、元気、愛情、明るいといったイメージを与える色です。

赤が与えるイメージとその使い方とは? - 色彩心理で人生に彩りを

 

また人を「興奮させる」というのも赤の特徴。そしてぱっと見た感じ赤い色というのは凄く目立つわけです。目立てば当然目線はそちらに行くし、お店を認識してもらうきっかけになります。

 

お店側としてはそもそも認知してもらわなければ、店舗に入ってもらうことはできないわけです。そのため人の注意をひいてくれる赤の力というのはとても強いわけです。

 

f:id:reon5653desu:20170112150434j:plain

 

例えば世界的に有名な某ファストフード店。ドカーンと赤の看板が目に留まり遠くからでもお店の存在が認識できるようになっています。この時にちょうどお腹が空いていたとしたら「ちょうどいいところにあったから入ろうかなー。」と思う人もいるでしょう。

 

また赤には食欲が増す効果もあると言われています。そのため「目立ってなおかつ食欲も刺激してくれる」という点で飲食店にとってはとても使い勝手がいい色なわけです。

 

今度街中を歩いてみた時に飲食店の看板をご覧になってみください。おそらくかなりの頻度で赤が取り入れられているはずです。

 

 

青色を使うお店の狙い

 

以前ブログで書いたように、青は冷静静か知的爽やかさ真面目、信頼などのイメージを与えてくれる色です。

 青色が与えるイメージとその使い方とは? - 色彩心理で人生に彩りを


では、知的さや爽やかさをアピールしたいお店というのはどういうところでしょうか?ちょっと想像してみるといいかもしれません。

 

例えば銀行。日本にある某大手の銀行の看板やカードは青色です。

 

f:id:reon5653desu:20170112153244p:plain

※この画像は某銀行のカードではありません。あくまでイメージです。

 

このようにカードから看板から青を基調とすることで真面目や信頼感をアピールしています。お金を扱う銀行にとって信頼感というのは欠かせないものですからね。これがど派手なピンクだったらどうでしょうか?面白いと思う人もいるかもしれませんが、多くの人はやはり「この銀行大丈夫かな?」と思ってしまうかもしれません。

 

ただしこの青色というのは看板として使いづらい側面もあります。なぜかというと青には人を「冷静」にさせるという作用もあるからです。

 

モノを売ったりサービスを提供する立場からすると、人には少し興奮してもらって「これ買いたい!」と思って行動してもらう必要があるわけですよね。そう考えると青の看板というのは逆の作用が働くわけですからちょこっと使いにくい。

 

そのため銀行のように別に興奮してもらう必要のない場所や、コンビニのように爽やかさをイメージしたい時に使われています。

 

 

黄色を使うお店の狙い

 

黄色は明るさ元気さ暖かさ希望幸福喜びといったイメージを与える色です。一方で注意とか危険安さなどをイメージさせる色でもあります。

黄色が与えるイメージとその使い方とは? - 色彩心理で人生に彩りを

 

黄色を看板に使う場合には、赤同様「注意をひきつける」といった役割を果たすとともに、明るさや、元気さ、あるいは安さをアピールしたい時に使われることが多いと言われています。

 

f:id:reon5653desu:20170112150434j:plain

 

またまた登場、某大手ファストフードチェーン店です。見てもらうとわかるように赤の看板に黄色のロゴマークでこれだけでもかなり注意が惹きつけられますよね?

 

そしてこの企業のCMを見てもらうとわかるように元気さとか明るさみたいなものもアピールしている。またこの企業はファストフード店の安さというものもアピールしているわけです。(今はやや方針が違うかもしれませんが)

 

他にも街中で黄色い看板を出しているお店を探してみてください。おそらく安さが自慢のお店が多いと思います。(あくまで傾向として)

 

 

緑色を使うお店の狙い

 

緑色は自然安らぎ落ち着き癒し爽やか平和といったイメージを与える色です。

緑色が与えるイメージとその使い方とは? - 色彩心理で人生に彩りを

 

その場所に癒しだったり落ち着きといったものを求めている人たちにアピールしたいわけです。一つ事例を挙げる日本の某ハンバーガーチェーン店。

 

 

 

f:id:reon5653desu:20170112161629j:plain

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。 

引用元:離島屋久島店

Creating User:Bokanmania - Wikimedia Commons

 

まぁ思いっきりかんばんでてるのでどこのお店かは分かると思います。

 

ご覧になっていただくとわかるようにこのお店の看板には緑色が使われていますよね?元々は他のチェーン店と同じく赤い看板だったのですが、ある転機があって緑の看板に変えたそうです。それが以下の出来事。

 

鳥インフルエンザの発生や外国産野菜の残留農薬の問題等が頻発して「安いだけではダメ、安心して食べられる安全で安いものがいい」という消費者の意識が高まった2004年、モスでは1996年ごろから減農薬や有機栽培の野菜を使い始めていたが、そのことをより広く知らせアピールするために従来赤色であった看板を「安心、安全、環境」を象徴するとして緑色へ転換し始め、従来の店舗を看板の色より赤モス、新型の店舗を緑モスとした。同時に「ただのファストフード」からの脱却を目的に、一般的なファストフード店の内装からレストランに近いイメージの木目調を基調としたゆったりした内装への改装も進め、高級ハンバーガー「匠味」を始めとする緑モス限定の高級感のあるメニューの提供を始めるが、これらは「モスは高い」とのイメージを与えることになった。

引用元:モスバーガー - Wikipedia

 

企業が安心、安全をアピールしたい!!という理由でこれまで使っていた赤から緑に変えた。それに伴って内装も変えることでよりゆったり落ち着いた今ののイメージになったというわけです。

 

私の家の近くにもこのチェーン店の店舗があるのですがやっぱり落ち着くし安心感はありますね。ついついその雰囲気のせいか一人でまったり長居してしまっています(笑)

 

 

まとめ

 

今回はお店の外観や看板の色から「お店が何を狙ってその色にしているのか?」を簡単に説明させていただきました。あまりに長くなってしまうためすべての色についてではなく、よく使われるであろう色のみになってしまいました。

 

ただこういった知識があるとこれまで素通りしてきたお店の外観や看板の色を見る目が変わってくるはずです。お店の色は適当に決められたものではなく、きちんと目的があって決められている。それがわかってくると違う視点で見ることができて楽しいです。

 

ぜひ今度街中を歩く時にはお店の外観や看板の色に注目してみてくださいね♪

 

 

参考書籍

 

『史上最強カラー図解 色彩心理の全てがわかる本』山脇恵子著 (ナツメ社)

 『人生が豊かになる色彩心理』宮田久美子著 (ナツメ社)