色彩心理で人生に彩りを

色を使って人生を豊かにしたり楽しむための知識,雑学をお伝えしています。

色を変えると時間の感じ方が変わる?色と時間の関係について書いてみました。

※このブログはアフィリエイト広告を利用しています。記事中のリンクから商品を購入すると、売上の一部が管理人の収益となります。

どうも♪管理人です♪

 

普段私たちが何気なく利用している飲食店。あなたはそのお店のインテリアや壁の色を気にするでしょうか?

 

実はお店のインテリアや壁の色は時間の感じ方に影響を与えると言われているんです。「えっ?どういうこと?」と感じるかもしれませんが実際そういう実験が行われたんだそうです。その実験結果というのがこちら。

 

赤は実際の時間より2倍に、青では実際の時間の2分の1に感じる

f:id:reon5653desu:20170203152457j:plain

 

山脇恵子さんが書かれた『史上最強カラー図解 色彩心理の全てがわかる本』に興味深い実験が載っていました。

 

日本のテレビ番組におけるインテリアの色と時間感覚の実験によると、赤い部屋と青い部屋でトランプを45分間、4人の被験者が体験しだれもが赤の部屋で時間が短く、青の部屋で時間が長く感じるという結果になったのだ。

引用元: 『史上最強カラー図解 色彩心理の全てがわかる本』山脇恵子著 (ナツメ社)

 

この実験からわかることは何でしょうか?一つ例を挙げて考えてみます。

 

あなたが飲食店に入ったとします。そのお店のインテリアや壁紙は赤を基調としています。

 

あなたはお店に入って席に座りメニューを見て注文をし運ばれてきた料理を食べ始めます。お店に入ってご飯を食べ終わるまでの時間は実際には30分程度。ところがあなたの自身は「もう1時間ぐらいいたかなぁ。」という感覚になるのです。つまり2倍近い時間そのお店で過ごした気分になるというわけですね。

 

ということは赤を基調としたお店では短時間にも関わらず長くいた時と同じ満足感を得ることができるわけです。

 

逆に青を基調としたお店では実際には30分滞在したとしても、感覚としてはまだ15分ぐらいしかいないと感じてしまうわけです。つまり2分の1に感じてしまうというわけです。

 

お店などでは既に考慮されてきている

f:id:reon5653desu:20170203153343j:plain

 

色による時間感覚の違いは色々なところに応用されてきています。たとえば飲食店。

 

薄利多売で回転率を上げる必要があるお店の場合一人のお客さんにはできるだけ短い時間で移動してもらいそこに新たなお客さんが来て注文をしてもらう。その回転率をいかに高めるかが利益が多く出すための決め手なわけです。

 

そのためそういったお店の中にはインテリアや壁紙を赤い色にすることで、お客さんに「十分滞在したな。」と満足感を与えて、早めに席を空けてもらうことを狙っているお店もあったりします。

 

※赤には注意をひくとか食欲を増進させるという効果もあるため一概には言えない部分もあるということはお伝えしておきます。

 

このように色と時間感覚の関係をうまく利用したお店というのも徐々に出てきているようです。これからますます色の効果を利用したお店作りというのが増えてくるのかもしれませんね。

 

まとめ

今回は色と時間の関係について簡単にまとめてみました。

 

赤い色だと実際の時間よりも長く感じて、青い色だ実際よりも短く感じるという知識は知っておいて損はないと思います。

 

今後あなたが利用されるお店のインテリアや内装はどんな色なのか?そのお店はどういう狙いでその色にしているのか?に注目してみると新たな発見があって楽しめるかもしれませんね♪

 

参考書籍

 

『史上最強カラー図解 色彩心理の全てがわかる本』山脇恵子著 (ナツメ社)

 『人生が豊かになる色彩心理』宮田久美子著 (ナツメ社)

『色づかいで人を見抜くカラー読心術』河野万里子著(こう書房)