色彩心理で人生に彩りを

色を使って人生を豊かにしたり楽しむための知識,雑学をお伝えしています。

重く感じる色と軽く感じる色の違いとは?

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どうも♪管理人です♪

 

突然ですが色には重く感じる色と軽く感じる色があるのをご存知でしょうか?

同じサイズ、形状でも重く感じたり軽く感じたりする

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比較する画像を探したのですが、見つからなかったので自分で描いてみました(笑)下手で申し訳ないのですが、一応コップということで考えてください(^^;

 

このコップがどちらも同じ大きさで形状も同じだとしましょう。その場合あなたは「どちらの方が重そうだ。」と感じるでしょうか?

 

おそらく大半の方が黒い方が重そうだとこたえると思います。実際同じ重さのものであっても色によって重さが違うと感じる実験は行われており、色によって人は重く感じたり軽く感じると言われています。

 

では何故同じ大きさ重さのものであっても黒い方が重そうだと感じるのでしょうか?それは色の明度による影響が大きいのです。

 

 

色の明度によって重く見えたり軽く見えたりする

 

まず明度について簡単に説明させていただきます。

明度というのは色が明るいか暗いかを感じさせる度合いの事を言います。同じ色でも明度が高いと明るく見えて、明度が低いと暗く見えるのです。

 

では明度が高い方と低い方どちらの方が重く感じるのかというと

 

明度が低い方が重く見えたり、重く感じる

 

といわれています。

 

先ほどのコップの色でいえば黒は明度が低くグレーのものは明度が高いです。そのため同じ大きさ形状のものであっても黒いコップの方が「なんか重たそうだな」と感じるわけですね。

 

では、私たちの暮らしの中でこの明度による軽重感というのはどう影響するのでしょうか?

 

例えば何か物を運ぶ仕事をされている方には関係が深いかもしれません。同じ大きさサイズのものであっても暗い色の箱に入ったものと明るい色の箱に入ったものであれば感覚として暗い色の箱に入ったものは重たく見えてしまうわけです。

 

「うわぁ、重たそう。」と感じながら運ぶのと「なんか軽そうだな」と感じながら運ぶのでは仕事の進み具合も変わってくるでしょう。

 

そのため企業によっては明度の高い色、たとえば白い箱や薄めの色の箱を使い「軽そう」に感じさせることで仕事がスムーズに進むように取り組んでいるところもあるようです。

 

ただし重さが同じで大きさ形状も同じであれば、明度が高かろうが低かろうが運ぶときには重さは変わりません。そのため実際のところどこまで作業がスムーズに進むようになるのかは何とも言えないところです。

 

これは個人的な考えですが、最初に「軽そうだ」と思って実際には重く感じた方がショックが大きいというか「うわぁ‥‥‥。やっぱり重いじゃん。」ってなりそうな気もします。

 

 

まとめ

  • 色には重く感じる色と軽く感じる色がある
  • 同じ大きさ、形状でも色によって重さが違く見える
  • 明度が高い色は軽く、明度が低い色は重く感じる

 

それでは失礼します。

 

参考書籍

 

『史上最強カラー図解 色彩心理の全てがわかる本』山脇恵子著 (ナツメ社)

 『人生が豊かになる色彩心理』宮田久美子著 (ナツメ社)