どうも♪管理人です♪
今回はちょこっとお固い話になってしまうかもしれません。タイトルにもあるように「色と選挙の関係について」です。
このブログでも色々と書いてきましたが、色によって人間のイメージというのは変わってしまうものです。身に付けている服の色、持っているアイテムの色などで印象がガラッと違ってくる。それが色の力です。
その色の力というのをふんだんに使っているのが選挙の時なのです。選挙は話している内容がとても大事です。でもそれと同じかもしくはそれ以上に「見た目の印象」に選挙結果が左右されます。
たとえ素晴らしい政策の話をしていたとしてもなんだかみためが陰気くさかったり頼りない感じがするすると投票したいと思いませんよね?
「人は見た目が9割」なんて本もありましたが、本当に見た目は大事です。私たちは想像以上にパッと見た印象で物事を判断してしまうもの。そして最初についてしまったイメージというのは良くも悪くも残るものなのです。
そのため選挙では見た目の印象をよくするために候補者がコンサルタントを雇ったりもします。コンサルタントは身に付けているものから、選挙ポスターまで投票者にいいイメージを持ってもらうために徹底して色にこだわって印象を良くしようとするわけです。
それだけ色の力は強いし選挙において色は大事であるというわけですね。
色ごとの戦略の違い
身に付けているアイテムの色に注目してみよう。
選挙と色について一番わかりやすいのは候補者が身に付けている色です。テレビや選挙のあいさつ回りの時に着ているスーツやネクタイの色というのは、当然ですが各々がアピールしたいイメージに沿った色選びがされています。
わかりやすい例でいうと東京都の小池都知事のでしょうか。小池さんといえば選挙戦の時の「緑のスーツ」を思い浮かべる方も多いでしょう。
この緑色には「人を安心させる」とか「信頼感を与える」イメージがあります。都知事選では前都知事が金銭面で信頼を失い失職、また築地の移転問題やオリンピックの問題などがクローズアップされはじめ信頼が揺らいでいる時でした。
そんな不信感のある東京都のトップに君臨する都知事には、当然ですが信頼感だったり「この人に都政を任せておけば安心だ」という安心感を都民に与えなければなりません。
そこにパッと小池都知事が緑のスーツで現れた。それが知らず知らずのうちに都民に安心感、信頼感を与え都知事選の勝利に繋がったとも言えるはずです。もちろん小池さん自身の話している内容や公約もしっかりしているというのが大前提ではありますが。
この記事を書こうと思った時にパッと小池さんのことが頭に浮かびました。いやぁ、非常にイメージしやすい話題を提供してくれてありがたいですね(笑)
他にも選挙の時に候補者が身に付けるアイテムの色について箇条書きにしてみました。
- 赤→情熱やリーダーシップをアピールしたい
- 青→若々しさや信頼感、爽やかさをアピールしたい
- 紺→真面目さをアピールしたい
- 黒→強い自分をアピールしたい
- 緑→安心感、信頼感をアピールしたい
大体選挙の時には↑のようなアイテムが使われることが多いです。選挙戦の時には候補者の話す内容だけでなく身に付けているものの色に注目してみることで「あっ、この人はこういうイメージをつけたいんだな」というのがわかって面白いかもしれませんね♪
選挙ポスターの色も見てみよう
選挙前になると各候補者の写真と言葉が載せられた選挙ポスターを見かけることがあるかと思います。当然ですがポスターも色によって候補者のイメージづくりに貢献しているわけです。
まず候補者としては自分という人間を知ってもらう必要があります。存在すら認識されていなければ投票はしてもらえないわけですからね。そのためポスターではある程度離れた位置から見てもパッと目を引く色のものが多いはず。
そのためポスターでは純色と呼ばれる混じりけのない色が使われることが多く、また見やすくするため色の数は少なくなっています。
それぞれの色のイメージについては先ほど説明した身に付けているアイテムの色によって違います。ポスターの背景色に赤い色が使われていればその候補者からは「リーダーシップや情熱的な感じをアピールしたいんだな」というのが読み取れるというわけです。
まとめ
- 選挙戦では色によるイメージ付けが大切。
- 身に付けているもの、ポスターの色に注目してみよう
- 色ごとに候補者が投票人にイメージ付けたい色がわかってくる。
また選挙があった時には候補者のスーツやネクタイの色、あるいは選挙ポスターの色などにも注目してみてるとまた違った視点で選挙戦を楽しめるかもしれません♪
それでは失礼します。
参考書籍
『史上最強カラー図解 色彩心理の全てがわかる本』山脇恵子著 (ナツメ社)
『人生が豊かになる色彩心理』宮田久美子著 (ナツメ社)