どうも♪管理人です♪
テレビや雑誌を見ていると、「今年は○○色が流行りです」なんてコメントを目にすることがあると思うんですよ。
正直私は「はやりがナンボのもんじゃい。私は好きな色を着る!!」という感じで好きとても流行に疎い人間なのですが、オシャレに敏感な方はこの流行の色っていうのをとても意識しているはずです。
でもふと疑問に思うことありませんか?
「そもそもどうやって流行する色って決まってるのよ?」
ファッション評論家とか、オシャレに敏感な有名人たちが勝手に決めているのでしょうか?いやっ、実はそんなことはなくて流行する色というのはかなり前に「この色をはやらせよう」という思惑があって決められているのです。
ではどこの誰がどのように流行の色を決めているのでしょうか?今回はその辺りの事をお話してみようかと思います♪
流行の色は誰がどうやって決める?
次に流行る色を決めるのはインターカラーというところです。インターカラーは国際流行色委員会とも呼ばれています。概要の一部を引用してみました。
流行色委員会は、加盟各国代表の非営利の色彩情報団体(各国1団体ずつ)で構成されており、加盟国でファッションに用いる色を選んでいる。1963年に発足した。
このインターカラーのもとには国ごとに1団体ずつ加盟しています。日本からは『日本ファッション協会流行色センター(JAFCA)』というところが参加しているようです。
ではこのインターカラーや各国の団体はどのように流行色を決めているのでしょうか?こちらもWikipediaにわかりやすく書いてあったので一部引用しておきます。
国際流行色委員会で選ばれたファッションに用いる色(以降、選定色)は、早い時期に出される流行色情報とされる。選定色を選ぶ作業は、加盟各国の代表の色彩情報団体が予め選んだ色を提案するところから始まる。選定色が使用された服が加盟各国で着られるようになるまでに、約2年を要する。(逆に2年前の選定色がファッションに用いられているということも言える。)
まずインターカラーに色々な国から「こういう色はどうかな?」という提案からスタートするわけですね。その提案された色を参考にそこからいま流行の色や、昔流行った色今の消費者がどういう色を好むのか?など色々な調査を行います。
日本であれば『日本ファッション協会流行色センター(JAFCA)』によってインターカラーからもたらされた情報をもとに、日本で流行する色が決められ色々な分野で商品が開発され最終的に私たちのもとに届くというわけです。
そのため「今年流行の色はこれですよ。」というのは実は2年も前に決まっている色なんですね。2年前に決定しているということは当然ですがその間消費者の心理や社会の状況も変化している可能性はあります。
仮にものすごい不況になった時に「今年の流行色はポップな黄色だよ」と言われても流行らないかもしれませんね。(逆に明るくしようってことで流行るかもしれないけど)
結局のところ流行色といっても当たるかどうかはその時々になってみないとわかりません。なので個人的には流行色に振り回されるよりも「自分が好きな色」「自分が身に付けていて心地いい色」を身につけたいなぁと思っています♪
まとめ
- 流行色はインターカラーからの情報を元に決められている
- 流行色は2年ぐらい前に決まっている
- 流行色は必ずしも流行るとは限らない
参考書籍、サイト
『史上最強カラー図解 色彩心理の全てがわかる本』山脇恵子著 (ナツメ社)
『人生が豊かになる色彩心理』宮田久美子著 (ナツメ社)
『色づかいで人を見抜くカラー読心術』河野万里子著(こう書房)