今回は黒についてそのイメージや使い方についてお伝えしようと思います。
黒が使われているものというと色々なものを思い浮かべることができるはずです。私たちの髪の色もそうですし(染めている方などもいるかもしれませんが、)明かりが全くない夜、動物でいえばカラスやアリといったものを思い浮かべるかもしれません。
そういったものを構成する黒色は強さ、暗さ、恐怖、絶望、孤独、静寂、不吉、悪い、クールな、カッコいいといったイメージを与える色です。
不吉さの象徴といえば画像のような黒いネコでしょうか。個人的にはものすごくカワイイという印象しかないのですが、不吉さなんてなんのその。
ところが幼いころから漫画やテレビなどで「黒猫は不吉の象徴」みたいな扱いをされていました。そのため人によってはややネガティブなイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。めっちゃクールだしなおかつかわいいのになぁ。
一方同じ黒でも↑の女性のようにクールさとかかっこよさをイメージさせてくれるものでもあります。この女性を見て不気味とか暗いとか絶望みたいなイメージを持つ方は少ないはずです。(インナーの差し色が黒の強さを和らげている部分もあるが)
このように黒はちょっとネガティブなイメージを与えるものでもあり、一方でかっこいいとかクールさといったイメージを与えるものでもあります。そのため私たちの身近にある商品にも積極的に取り入れられている色でもあるのです。
このブログの冒頭に使われている計算機も黒を基調とすることでクールな感じに仕上がってますね。
私自身も黒にはネガティブなイメージよりもカッコいいとかクールなイメージが強いので、自分自身がクールでない分そういったアイテムをちょこちょこ取り入れたりしています(笑)
黒色をどのように使うべきか?
フォーマルな場で使おう
言われるまでもないよと突っ込まれてしまいそうですが、黒はフォーマル(公式)なイメージにぴったりの色です。なぜなら黒には厳粛さや重さといったイメージを与える色でもあるからなんですね。
そのためお葬式では黒色のものを身にまとう方がほとんどでしょうし、ビジネスマンも黒を基調としたスーツやカバン、靴などを身に付けています。これはフォーマルな場で黒が受け入れられているからだと思います。政治家の車が真っ黒なのもフォーマルを意識したものだからといえるでしょう。
ただし黒一色にしてしまうとやや威圧的になってしまう可能性もあります。黒塗りの車がバンバン止まっているとなんだか怖いですよね‥‥‥。そのため自分がファッションで黒いアイテムを身に付ける場合には白いシャツを着たり、柔らかい色のアイテムと組み合わせることで黒の強すぎるイメージを少し抑えることができるでしょう。
まとめ
- 黒は強さ、暗さ、恐怖、絶望、孤独、静寂、不吉、悪い、クールな、カッコいいといったイメージを与える色
- ややネガティブなイメージも与えるが、カッコいいとかクールといったポジティブなイメージも与える不思議な色
- フォーマルな場で使うとよい
参考書籍
『史上最強カラー図解 色彩心理の全てがわかる本』山脇恵子著 (ナツメ社)
『人生が豊かになる色彩心理』宮田久美子著 (ナツメ社)
『色づかいで人を見抜くカラー読心術』河野万里子著(こう書房)