色彩心理で人生に彩りを

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人に注目されやすい色、されにくい色とは?

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どうも♪管理人です♪

 

色の性質の一つに「誘目性」と呼ばれるものがあります。これはたくさんのものがある中で見る人が注意をしていなくてもついそちらに注意がひきつけられる性質のことです。

 

この誘目性は単純に見えやすい色かどうかということではなく、その人の心理状態やどういった状況にあるかで誘目性が高まると言われています。

 

では実際にはどういう色が誘目性の高い色なのでしょうか?今回はこの誘目性をテーマにどういう色が人から注目されやすいのか?というのをお伝えしていきます。

 

パッと人の目を引く色ってどんな色なのかを知りたい方はぜひご覧になってみてください♪

 

誘目性が高い色は?

①暖色系の色

まずどんな人にも注目されやすいのは暖色系の色です。暖色というのはその名の通り暖かい色ということですが、たとえば赤とか橙とか黄色といった色ですね。

 

これらの色は寒色系である青や水色といった色と比べると人の目をひきやすい色と言われています。

 

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画像は寒色系である青のスコップと暖色系である赤のスコップが並んでいるものです。このような並びの場合一般的には暖色である赤の方が人の目をひきやすいと言われています。

 

②彩度が高い色

誘目性に影響を与えるものとして彩度があげられます。彩度とはその名の通り色の鮮やかさをさすもので、一般的には彩度が高いもののほうが人の目をひきつけやすいです。

 

③有彩色

有彩色というのは色みのある色のことで、赤、青、黄、緑などのことをいいます。一方で有彩色に対して無彩色というものもあります。無彩色は白や灰色、黒など色みがない色のことです。

 

どちらが人の目をひきつけるかというと当然と言えば当然かもしれませんが赤や青などといった有彩色の方ですね。

 

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画像はドイツの国旗ですがやはり無彩色の黒よりも有彩色の赤や黄色の方がひきつけられるのではないでしょうか?

 

 

誘目性の高さは人によって異なる

ここまで誘目性の高い色について簡単に書いてきました。ただ①~③についてはあくまで一般的にはということをおぼえておいてください。

 

なぜなら冒頭でも書いたように誘目性はその人の心理状態やどういった状況にあるかなど様々なものから影響を受けるからです。

 

さきほど暖色系の方が寒色系のものに比べて誘目性は高いとお伝えしました。でもものすごく手前に寒色系のアイテムがあって、遠くに暖色系のものがあればおそらく多くの人は手前にある寒色系のものに注意をひきつけられるでしょう。

 

芸人のカズレーザーさんは金髪で真っ赤な服を着ていて人の目をひきやすい外見ですが、あれは他の人と違う色だから目立つとも言えるわけです。もし仮にテレビの演者さんがみんな同じく金髪で真っ赤な服を着ていたらカズレーザーさんの格好も目立たなくなってしまいます。(そんなテレビ番組はあり得ませんが。)

 

あるいはあなたがとてもグレーや黒が好きな場合、服屋に行っても有彩色のアイテムには一切目もくれずグレーや黒といった無彩色のものばかりに目がいくかもしれないわけですね。好みによって注目する色も違ったりします。

 

このように誘目性が高いかどうかというのは様々な要素が絡み合って決まるということを理解しておくといいのかなぁと思います。

 

まとめ

  • 一般的に誘目性が高いのは暖色系の色、彩度が高い色、有彩色と言われている。
  • ただし誘目性の高さはその時の人の心理状態や状況など様々な要素によって異なるので、一概に決めつけることができない。

 

参考書籍

『史上最強カラー図解 色彩心理の全てがわかる本』山脇恵子著 (ナツメ社)

 『人生が豊かになる色彩心理』宮田久美子著 (ナツメ社)